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ミーハー

映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』感想

物語のはじまりはいつもどきどきします。

ドラマをみる、小説を読む、ゲームをする、などなど、物語のはじまりは様々なかたちがありますが、その中でも、舞台のはじまりがいちばんどきどきしてしまいます。

安くはないチケット代を払います。ずっと楽しみにしていた日がやってきます。そして指定された席について思います。自分はきちんと、物語の世界に入っていけるのだろうか。言ってしまえば、払ったお金と払う時間に見合うだけの感動を、「自分は」得られるのかどうか

 

書かなくちゃいけないことが全くまとまらないので、代わりに感想を書きます。

あんな前置きをしましたが、今回は舞台ではなく映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』の感想になります。

 

松村さんが主演ということで、観にいったのですが、そうでなければ観ないジャンルの作品でした。

(そもそものはじまりは、舞台を観る理由が欲しかったからなのですが、映画を観る理由も出来ました。映画を観に行くことが何気に面倒になってきているこの時代において、何ともありがたいことです。)

 

シリーズについて全く知りませんでしたが、まあ良いかなと、どうしても分からなければ後で調べれば良いかなと、何も知らないままで行ってしまいました。

結論から言うと、せめてWikipediaぐらいは読んでおくべきでしたし、確実にホームページは読んでおくべきでした② 

以下は読んでおくべきだったあらすじの引用になります。

謎の地下闘技場「BLOOD-CLUB」では、男たちが夜な夜な繰り広げる熱闘が、多くの観客を集めていた。
ルール無用、剣闘士はいわくつきの者だらけ。
「勝ち残れたら望みが叶う、負けたら死ぬだけ」
闘技場には裏社会を統治するリーダー・蒼炎と、七原文人の影がちらついていた。
政界とのつながりを強めながら何かを画策する彼らの動向を、権力の中枢・有栖川家の令嬢、みちるが探る。
みちるの美貌に魅了される蒼炎、しかし彼女の熱い視線は、闘技場に送り込まれた新たなチャレンジャー・藍刃へと注がれる……。
文人を追って東京に辿り着いた小夜だが、闘技場には既に、七原の手先として動く彼女の姿があった
服従と反発、どちらが小夜の本当の顔なのか?
藍刃の事件に見え隠れする「古きもの」の血の片鱗、執念で真相に迫らんとする警視庁の刑事たち。
いにしえよりこの国を覆う、夜の闇が明ける朝は来るのか?

https://bloodclubdolls.com/

ちなみにあらすじが全てです。

 

 

 

せっかくですので、観て良かった! と思ったことを記録しておきます。

🙆‍♀️アクション!

作中の人々はよく戦いますが、そのアクション! 映像ならではの迫力! ぐるんぐるんのカメラワーク、音、光! ③ ということで、良かったです。ホストのお客様のアクションも面白かった。まさかまさか、と笑っちゃいました。

🙆‍♀️役者さんがかっこいい!

知らない方もいらっしゃったのですが、例え少しの出番としても、そこでがっつりと爪痕を残してくれる役だし、それだけの演技をみせてくださいます。もちろん、女性陣の活躍もがっつりのばっちりです 小夜はもちろん、お嬢様の黒崎真音さん、最高の至高。それからテレビなどでよく見かける勝手にお馴染みの方々。やはり画面に映ると安心します。刑事さんのシーンは数少ない笑える場面でしたので好印象度がアップです。

🙆‍♀️松村さん! 

蒼炎と、を演じる松村さん。割合としては4対6くらいでかっこよ〜〜〜〜〜と思っておりました

映画館の大きなスクリーンにアップでうつるお顔の美しいこと! あまりにアップなので毛穴とかひげとかまでみえそう、っていうかみえるけれど、それすらも、人間だ……と感動させられました。

それから、総理大臣との食事シーン! あんなにも一つ一つの所作が美しい食事シーンはみたことがありません。そのあとの夜の紅葉とのセットはあまりにも絵画。

蒼炎は、ホームページによれば裏社会を取り仕切っているそうですが、裏社会でのいかにもな怖い話し方(好きな額を書け、とか、処刑しろ、とか、何分だ⤵︎というように語尾を下げる言い方とか)、表社会でみせるさも誠実そうな話し方(総理大臣に対してのあれ)、ふとした瞬間の仲間への話し方、とあって、そのふとした瞬間の話し方(穏やかで優しいタメ口)が無性に耳につきました。

松村さんについては4月に知ったばかりで、それからのたった数ヶ月間の作品でさえ、全てを観れてはいません。それにも関わらず偉そうに言ってしまうと、毎回様々な役を演じていらっしゃり、本当にすごいなあと、ただただ感心させらればかりでした。けれど思い出してみると、タメ口の役を演じられたのを観たことがありませんでした。そのため、タメ口がとても新鮮に聞こえました!

ただ、その例として覚えてるのが「嫌な予感しない?」だけなのですけれども、しかし、その言葉の響きは、何とも良い響きです。

 

 

 

もし好きな役者さんが出演されていようでしたら、とてもお勧めしたい作品とおもいます。それくらいに出ている方全員が魅力的です! 

ストーリーを追いかけ理解しようというよりは、キャラクターの魅力を感じることに集中したら良いのかな? と個人的には思います。考えるより感じるというあれです。

 

もちろん、人によって感じ方は様々と思いますので、ぜひたくさんの方の様々な感想や解釈をきくことができたらいいなあと思います🙆‍♀️

順々に上映されていくということですので、たくさんの方が観る事ができますように🙌 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿バルト9は、毎週水曜日がレディースデイ。女性の方はなんと1100円で観る事ができます。学割よりも安くなるので、学生(女性)の方はお気をつけください。その他にも夕方割りがあります。お得!

②七原文人

③あえて見えないようにしているのだとは分かってはいるんですが、蒼炎のアクションシーン、あまりにも暗すぎて見えないというか、あの、あまりに見えなさすぎる……何ならカメラぐるんぐるんしなくて大丈夫なので!!!せめてもう少し光をあてて見させてくださいというか本当に謎の極みすぎるというか蒼炎の貴重なアクションシーンなのに見えないなんて謎の極みを極めすぎちゃってる。謎。

④刑事さんの部下3人グループにおりました女性の扱い(残り2人は男性)が、後編のキーパーソンであることを願ってしまうほどの扱われ方なのが気になりました。刑事さんが男性部下2人に向かって話す際に、彼女、完全に背を向けられているしひとつの画面におさまりきれてないしセリフはどこにいった?? 状態なのに当然のようにお酒をつぐのは彼女なのがびっくりです! 

⑤4は正直盛ってます。7割近くは松村さんのお顔が美しいと観ていました。というのも、蒼炎が分からなさすぎる! 見終わったあとにあらすじを読み、みちるの美貌に心惹かれたというところで笑ってしまいました。蒼炎は基本的に表情が変わらないのですが、みちるに会った時に、その作られた表情が少し崩れたこと、「有栖川みちる、か……」と夜景を眺めながら呟いていたこと、総理からみちるさんのお名前が出されるとその腰を上げていたこと……。有栖川みちるとは蒼炎にとって何であるのか、その答えは後編で明らかにされると思っていたので、心惹かれたって、答えはとっくに書いてあったんかいって話ですよこれは。これはまじです。観ていても絶対分からないです。あの世界観で、それは絶対に分からないです。本当です。自分の読解力の無さを完全に人のせいにしてるけど、蒼炎をはじめとして誰もかれも分からなかった。分からないけれど、でもみなさんかっこいいので、より多くの方に観てほしいし、より多くの方の感想、考察、解説をぜひ聞きたいなあと思う次第です。

⑥ぜひみてほしいです